歯科では一般的には、3の歯を漂白して白くすることをホワイトニングといいます。
上記のようにいろいろな方法がありますが、 過去にかぶせ物などをしたことがない健全な歯の場合は、安易に削るのは賛成できません。 そこで、当院ではホワイトニングを第一の選択と考えています。
ホームホワイトニングは都合のよい時間に自宅で行うことができます。
ご自分で実行することに不安を感じるかもしれませんが、歯科医のチェックのもとに行われますので、ご安心ください。
使用する器材は、ホワイトニングトレーとホワイトニングジェル(ホワイトニングに使うお薬)だけです。 方法は簡単ですが、ご自身の実践法が結果を大きく左右します。
安心してホームホワイトニングを行い、よりよい効果を得るため、以下のことを良くご理解くださるようにおねがいします。
歯科医の指示に従って、正しく行っていただけば通常は良好な結果がえられますが、どの程度の改善が見込まれるかを確実に予測することは困難です。 変色の原因や程度・歯の質・ホワイトニングを実行する度合いなどの要素により、個人差が大きいからです。 また、現在の状態をご希望の白さまで改善できるという保証はありません。 なぜかというと、歯にダメージを与えないように安全にホワイトニングするには限界があるからです。 この点に関しては、歯科医・スタッフとよく御相談ください。
もう1点、ホワイトニング開始前にご理解していただきたいことは、人間の目は敏感に新しい色調を識別できますが、自分の目はその色調にすぐ慣れてしまうことです。 ご自分の歯を毎日見ていることで、白さが改善されても以前から変化していないように錯覚することがあります。もし効果に疑問を抱かれた場合は、当方で治療開始前のデーター、写真を保存いたしますので比較、確認していただきます。 また、ホワイトニングの効果は天然歯に対してだけで、人工物(かぶせ物、詰め物)の色は変わりません。
1日では絶対に白くなりません。 通常は、1日に6~8時間、漂白剤を注入したホワイトニングトレーを就寝前に装着し、寝ている間に行います。
毎日連続しなければ効果がないという治療ではありませんが、できるだけ毎日するようにしてください。 治療期間は基本的に片顎4週間です。(上顎、下顎両方をホワイトニングする場合の期間は8週間となります)。ホワイトニングトレー装着時間・回数が足りない場合、希望の白さに足りない場合は、期間を延長して、効果を観察するようにします。 また、ホワイトニングが困難な症例と診断されたケースでは、期待した結果がなかなか得られない、あるいは、白さがチョーク様となる場合があります。
ホワイトニングは歯の表面から薬剤を作用させますので、「隙間のある充填物」 や「未処置の虫歯」を処置しないまま治療を開始すると、その部分から薬剤が浸透して歯の神経がダメージを受ける場合があります。すでに知覚過敏の傾向がある場合も同様です。 そのため、このようなときは、先に虫歯の治療を行ってから、ホワイトニングをします。 ホームホワイトニングの不快感には、冷熱に対する知覚過敏、歯肉の灼熱感、 口腔粘膜の潰瘍、吐き気、かみ合わせ具合の不調、あごの関節や顔面の痛み、 漂白剤を飲み込むことで起こるのどの痛みなどが、考えられます。 いずれかの症状がある場合は必ず、歯科医に報告してください。 特に、冷熱に対する知覚過敏は個人差はありますが、大多数の方に症状が出ます。大部分は4~5日で消失する一時的なもので、心配には及びませんが、歯科医に御相談ください。 ごく稀ですが、不快症状が強く、対策を講じても症状の改善がなく、継続が困難な場合、歯科医の判断によりホワイトニングを中止する場合があります。
御自身によるホームケアは、歯の白さを保つ大切なポイントです。
そのためには、毎日のブラッシングを正しく行う必要がありますので、
歯科医や歯科衛生士の指導をお受けください。
タバコ、コーヒー、ウーロン茶、ワインなど着色因子を含むものは再着色の原因となります。 ホワイトニング後の白さを維持したいなら4~6カ月に一度は、診療所でクリーニングを受けることをお勧めします。
ホームホワイトニングのタッチアップとは4~6か月の定期検診の際に、1~2回治療を反復して効果を維持する方法です。
ホワイトニング後、「白さ」は徐々に元に戻ってきます。 ホワイトニング効果の持続期間は個人差が大きいため一概には言えませんが、 効果を持続させるため、半年に1回のメンテナンス(クリーニング、タッチアップ)、毎日のホームケアが必要になります。
ホワイトニングは天然歯にのみ有効であるため、ホワイトニング完了後でも、人工物(かぶせ物、詰め物)の色調は以前のままとなります。 そのため、御希望により、ホワイトニング後の白さに合わせた詰め物や、かぶせ物を作ることになります。 さらに経年変化による色あせを避けるためには、保険外の材料(セラミック)で作ることになります。 その際、先に説明したように天然歯は、ホワイトニング後、色が後戻りするため、メンテナンスを行っていても白さが安定しにくく、人工の歯と白さがわずかに違ってくる場合があります。 これを避けるには全部の歯に人工のかぶせ物をつけるしかありませんが、健康な歯を削らなければならないため、歯のために良くありません。 したがって、人工歯と天然歯の色は、完全には一致しないことを了解の上で、ホワイトニングとかぶせ物、詰め物の処置を行います。
虫歯・歯周病・不適合な充填物などがある場合には、先にそれらの治療を行ってからホワイトニングに入ります。
記録のための写真撮影
歯科衛生士によるクリーニング
ホワイトニングトレー作製のための歯型とり
この間1週間ごとに来院していただき、ホワイトニングの効果のチェック
記録のための写真撮影、その他不具合がないかを診ます。
ホワイトニングジェルは1週間ごとにお渡しします。
患者さまとチェックの上、OKであれば、4か月ごとの定期検診とクリーニングに入ります。
患者さまとチェックの上、OKでない場合、1か月を上限に続けて頂くことができますが、初めの着色によっては、 続行しても効果が出ないことが多いため、そのことを了解していただいたうえで、ホワイトニングジェルをお渡しすることになります。
4か月ごとの定期検診、クリーニングを行います
白さの後戻りを防ぐためには、4か月に1回程度、1~2週間の短期ホワイトニング(タッチアップ)をお勧めします。
ホワイトニング後3カ月ほど経過して、色が安定してから行います。
以下の内容を含みます
歯科医師による口腔内診査(週1回の経過チェック4回を含む)
口腔内の清掃
ホワイトニングトレー 1装置
ホワイトニングジェル 4本(1クール分)
注1.1クールとは実際にホワイトニングジェルによって、 ホームホワイトニングを行う期間の4週間を言います。 通常はこの期間でほぼ満足のいく結果が得られます。
注2.4週間が終わって、これ以上の白さを望まれた場合、 追加してホームホワイトニングを行うために、ホワイトニングジェルが必要になることがあります。 この場合はジェル1本につき、3,000円が別途必要になります。 ただし、どの程度の白さが得られるかは、保証は出来かねますので了解の上の販売となります。
注3.ホワイトニング期間中において通常の使用でカスタムトレーが破損した場合は、 無償にて再製作しますが、紛失などの当方に責のない場合は、1装置 13,000円で再製作となります。
注4.追加のホワイトニングジェルが必要な場合は1本3,000円で別途購入となります。
かぶせ物 当院通常の自費料金
注5.エステティックな目的の処置は健康保険の適用外となります。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | 〇 | × | ○ | △ | × |
〇:9:30~12:30 / 14:30~18:30
△:14:30~18:00
休診日:木曜・日曜・祝日
※休診日・祝日の診療は変更になることがあります。事前にお電話にてご確認ください。